柔道女子の園田隆二・代表監督(39)が、監督を辞任する意向を表明。
「一方的な信頼関係だったと深く反省しています」
会見では、選手に対する暴力行為を認め神妙に謝罪していたものの、現実として一方通行の“信頼関係”で、ボカスカ殴られたら選手もたまったもんじゃない。現職警察官の園田は今後、警視庁に職場復帰するとみられるが、警視庁は今回の件で園田を事情聴取しているという。
「女子選手らがJOCなどに送った告発文には、園田が練習中、平手打ちや竹刀による殴打を日常的に繰り返していたことが書かれている。仮に警視庁に告訴状が出されれば、立件の可否を判断しなければならない。監督辞任を渋っていた園田がアッサリ身を引いたのも、警視庁上層部から『早く辞めて穏便に済ませろ』とせっつかれたのでしょう」(警察ジャーナリスト)
巡査部長の園田が「暴行容疑で逮捕」となれば前代未聞である。当然、警視庁のメンツも丸潰れだ。庁内には、園田の妻で、アテネ五輪柔道女子金メダリストの阿武(現園田)教子もおり、これ以上騒動が大きくなるのは確かに避けたかったに違いない。それにしても警視庁の警察官といえば、採用試験の倍率が10倍前後である。本当に園田は採用試験を突破したのだろうか。
「警視庁の採用試験は、一般的な公務員試験と同じ。知能、知識分野に関する択一式問題のほか、論文などが行われます。武道やスポーツの特別枠はないので、柔道有段者の園田も採用試験をクリアしたと思う。ただ、五輪や国際大会に出場するような選手は警察学校を出た後、本部の特例扱いで配属先が決まるケースが少なくありません」(警視庁事情通)
園田の肩書は教養課柔道指導室の「助教」。わかりやすく言うと警官達に柔道を指導する立場である。つまり、園田は柔道しかやっていないことになる。
仕事なのか、トレーニングなのか分からない。それで給料がもらえて一生食いっぱぐれなし…とは、うらやましい限りだが、こうした環境が今回の事件の背景にあるのは間違いないであろう。

女子柔道の歴史と課題
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